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2010.8.14一部校正
取付情報
ルームミラーの取付方法は、従来の日本車ではメーカーでまちまちでしたが、共通部品化の流れでしょうここ数年では『ウェッジ マウント』といわれるフロントガラスに接着された金属製のベースに挟み込んで固定する、アメリカでは昔から標準的な取り付け方法が一般的になってきました。天井取付タイプを除いて普通車の場合、スバル以外はGMタイプのウェッジマウントボタンを使っています。
GENTEX製のピボットアーム取付部分とガラスに貼り付けるGM製ウェッジマウントボタン。
下の左側は裏返した状態で、ガラスとの接着面。
日産・スバル・マツダの一部車種を除くフロントガラス取付タイプでは、殆どが下の画像の村上開明堂製ルームミラーを採用しています。
ミラー裏側には下のように『Murakami』のマークがある。
もしもこのミラーが付いた車に、自動防眩ミラーを付けようと思われるのなら難関はありません。
なんせ取付は付け替えるだけですから!あとは配線の事を考えるだけです。
このタイプのミラーの正式な!?取り外し方は、まず台座部分のカバーを外し、
下の写真の矢印部分の爪を室内側へ引いてミラーを上へずらせば外れます。
残念ながら、上記のようなGMタイプのマウントではない場合は、試練が待っています!!
そうなんです・・・加工をしないと付かないのです。
コースは下記の5コースです。(難易度順!)
1.運良くカムロックタイプのガラスマウントタイプ。
2.トヨタ車の天井取り付けタイプ。
3.2世代くらい前のガラスマウントタイプのトヨタ車。
4.オーバーヘッド(天井取付)タイプ。
5.2005年頃以降のルームミラーに配線が来ている日産車。
6.マツダのレインセンサー付車。
GPmirrorでは、オーバーヘッドタイプやメーカー独自のガラスマウントタイプの変換アタッチメントの製作をしています。詳細はこちら
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1.カムロックタイプのガラスマウントタイプ
このタイプは、MAGNA DONNELLY製のミラーが装着されている一世代前のトヨタ車、日産車、三菱車、現行マツダ車の一部、現行スバル車の多くの車種、ダイハツ コペンなどがあります。アメリカ車にも有るのですが、自動防眩ミラーの場合殆どがウェッジマウントタイプの為、『カムロックアダプター』と言う物を間にかませます。
これを使えばカムロックタイプのマウントがウェッジマウントに変身します。
詳細は、カムロックアダプターをご覧下さい。
2.トヨタ車の天井取り付けタイプ
もうこのタイプでしたらセルシオ20系または30系のものを流用するか、GPmirrorのアタッチメント製作で何の加工も無く取り付けできるはずです。その4(ガラス接着)でも取り付け可能です。
3.2世代くらい前のガラスマウントタイプのトヨタ車
このタイプは、1〜2世代前のトヨタ車で、クラウン・アリスト・マークUなどに見られたガラスマウントタイプで、アダプター等は存在しませんが簡単な取付方法としては、1.オークションで純正同等のミラーを入手する。
2.分解(破壊)して取付アーム部分のみ取り外す。
3.セルシオ20系、30系の自動防眩ミラーを流用し、2.で外した取付アームと交換する。
セルシオの自動防眩ミラーに限られる方法ですが、車両には負担をかけずに安価に出来る方法です。
その他、GPmirrorのアタッチメント製作で現行GENTEXミラーが取り付け可能です。
純正マウントボタンをウェッジマウントに変更すると言う方は、次のコースへ進んで頂きます。
このタイプの取付アームならば、セルシオ自動防眩ミラーに取付可能。
上が20系、下が30系。共にアーム取付部分の形状は同じ。
ケース裏側のステーをはずしてはめるだけでOK!
ケース分解の方法は、強靭な爪をお持ちの方なら間に爪を入れて分離してください。(爆)
比較的柔らかい樹脂なので、樹脂製の平たいものなら簡単に分離できます。おすすめは、
エーモン工業のパネルはがし(ITEM No.2200)。私は、これで全てのミラーを分解してます!
4.オーバーヘッド(天井取付)タイプ
この項目を見ている方は、かなりの覚悟が必要です。残された取付方法は、1.フロントガラスにウェッジマウントボタンを接着する。
2.アームを自作加工する。
簡単なのは、マウントボタン接着です。
施工の詳細は近日公開予定です。
上記の方法がどうも嫌だ、愛車に傷を付けたくないと言うあなたは、本当に困った方です。
こうなったら、アームとステーを自作するしかありません。
車種ごとに異なるので、もうご説明は不要かと思います。お車とにらめっこしてください!!
5.2005年頃以降のルームミラーに配線が来ている日産車
最近の日産車はほぼこのタイプです。これは4.とは違う問題が発生します。実の所、マウント(取付け)部分はウェッジマウントなのでポン付け可能です。
ところが、純正ミラーには配線が来ています。これは何かと言いますと『リモコン エントリー チューナー』なる、リモコン電波の送受信機のようなものがミラーの中に入っています。
2000年初頭の日産車にも同様にリモコンエントリーチューナーはあるのですが、ダッシュボード内に収められています。
詳細は日産自動車リモコンエントリーチューナー内臓ミラーについてをご覧下さい。
6.マツダのレインセンサー付車
2003年頃からマツダ車では、ルームミラー台座下にレインセンサーがあります。マウントボタン自体はウェッジマウントボタンなのですが、レインセンサー付車の場合センサーカバーをルームミラー台座で固定する構造になっており、ルームミラーを交換するとセンサーカバーの固定ができなくなります。
海外仕様の自動防眩付車では、カバーをセンサー本体で固定する構造となっており、GPmirrorではこのカバーを取り寄せラインナップしています。
国内ではMSアクセラに自動防眩ルームミラーの設定があり、これを流用すると言う手もあります。(MAGNA製、自動防眩のみ)
配線に関して
中古で購入した場合、コネクターすら無いのが通常です。線は短くてもコネクター付きならば上出来かと思います。無くても汎用パーツで何とかなりそうですが。配線に関しては、入手した自動防眩ミラーによりけりですので一概には言えませんが、当サイトで比較的流通量の多いモデルは紹介したつもりなので、各ページを参考にしてください。
ピン数の少ないGENTEXの旧製品では概ね基板端子に、印刷が有りますので安心です。
EXSON SCIENCE製ならば、説明書が有るかと思います。
自動防眩とコンパス機能だけなら12Vの2本のみ、基板に『REV』の印刷があるのならばそこに+電圧が印加されると強制的に自動防眩がOFFとなります。
これは、ギアがリバースの時に+電圧が入力される配線に接続すればOK。
旧タイプのGENTEXやEXONもこのタイプのコネクター。(JSTのVH)
多機能のGENTEXでは10P、14P、それ以上のコネクターとなります。