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日産自動車製 オートリフレックスルームミラー
この自動防眩ルームミラーは、多分国産車初の液晶式自動防眩ルームミラーと思われます。
1985年6月(昭和60年)、セドリック・グロリアY30型のマイナーチェンジに伴い、V30ターボブロアムVIPにオプション設定されました。
製造時期は1985年、製造メーカーは不明で、この形のままY31型のセドリック・グロリア・初代シーマにも採用されていました。
初代シーマは爆発的なヒットで、タイプUリミテッドには標準装備されていたので街でよく見かけました。
液晶二階調式で、切り替わり時に反射率が一瞬で変わるので結構動作が気になるものでした。
ただ機械式ではなく無音ですのでうるさくは無いですが・・・
スイッチは、DAY(高反射)/NIGHT(防眩)/AUTOと、AUTO時の感度ボリュームです。
記念すべき!?オートリフレックスミラー搭載当時(1985年)の資料 (日産自動車(株) 昭和60年6月 サービス周報第531号より抜粋) |
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後続車のヘッドランプ及び車外の照度を感知し、液晶を利用して、鏡の反射率を自動的に変化させる最新の装置です。また、手動でも防眩できるようにしました。 液晶を使用することで、NIGHT側の反射率(18%)はプリズム式に比べて高くでき、より明快な後方視界を得られるものとしました。 |
切り替え応答時間 1.DAY→NIGHT すれ違い時などでの瞬時の光に感知して切り替わると、視覚のいらいらとなるため、約1秒の遅延時間を持たせて最適な応答時間で、運転者が眩しいと感じないようにしました。 2・NIGHT→DAY 夜間の市街地走行時、後続車からの光が繰り返しあるので、その度に瞬時の切り替えによるいらいらを防止するため、約2秒の遅延時間を持たせました。 |
部品単体での価格は、¥57800(税抜き)!!!メチャメチャ高いです。
※音声なし
基本データ | |
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機能 | 液晶式自動防眩/手動スイッチ/感度調整ボリューム |
製造年 | 1985年 |
取付タイプ | ルーフマウント |
サイズ(mm) | ケースW258,H75,鏡面W232,H53(各最大) |
その他 | |
メーカーHP | 日産自動車 Y30セドリック(Wikipedia) |